憲法9条フェスタ開催 映画、講演、うたごえ喫茶
今日は、そんなおり、保険医協会と民医連などが合同で憲法9条に関連したフェスタを開いた。
ぼくは要員ということで朝から準備のため、9時より出勤した。
朝はあの本が去年一世を風靡した「蟹工船」の戦後しばらくして上映された映画を今このときに見ることになった。
小説とはちがったリアルさがあるが、たしかにある意味タコ部屋の中で権利も主張できず、過酷な労働を強いられる部分は今の自動車産業、IT産業の派遣労働者の実態に通じるかもしれない。逆に一応不味い内容でも3食の食事を与えられる部分だけは今の方がひどいかもしれない。
しかし、労働者たちの純粋さというか、素朴さは良く描かれている。ただ、最後の場面は、「労働者は団結しよう」というよりも自然発生的な抗議と抵抗が、軍隊の介入で壊滅されて終わってしまう。主人公かと思ったもと学士の労働者(山村 聰)が自殺してしまうのは悲惨だ。
暗い気持ちでタイトルバックを見つめる。
暗い気持ちのまま昼食をたべ、午後からは、元経済同友会事務局長だったか、品川正治さんの講演を聞いた。もう80歳半ばのお歳だが、90分の講演は、よどみがない。笑わせようとするでもなく、淡々と自分の生い立ちから、戦争体験、戦後経営者としての経験、同友会での大物政治家との対話など、生生しい。
それにしても大企業、資本家の代表のような立場で、憲法9条に対する思い、戦争批判は一環している。そして最後は国民の力のたいせつさについて述べられた。
日本には、いろいろな立場の人の中に、まじめに世の中の捉えようとする人がきっと少なくない数にいるのだろうと明るい気持ちになれた。
講演が終わって、第3ラウンドは、30年以上前これまた一世を風靡した「うたごえ喫茶」の出張再演。
「ともしび」といううたごえ喫茶老舗の人たち3人がやってきて、歌声を進めてくれた。たしか上条恒彦も参加していたのではないかと推測する。
地味ではあるが、カラオケにはない一体感があるのだろう。
ぼくも前に出て、学生時代の学生運動の歌「国際学連の歌」を思い出しつつ歌った。
今や古いと思われていたものが、見直されてくるのかもしれない。
夜は、家族で外食する予定にしていたので、終了を待たず、午後6時に退席した。
今日は電車で来たわけだが、帰りは今日がチャンスと がっている近鉄なんば駅に行ってみると、あった!あった!
阪神なんば線の大きな看板が設置されている。ただ切符を買って、改札をとおり、階段を降りてみると、従来の近鉄のプラットホームではないか。それによく考えてみると、320円はちょっと高い。
まあ、文句はさておき、そのプラットホームからつい最近まで終点だった西側に穴が開いている。線路が繋がっている。
ほどなく、尼崎行き普通電車が入ってきた。シルバーとオレンジの正面が新しさを感じる。尼崎までのせいか、乗る人はそんなに多くない。
電車が動きだして、西九条までは、どの駅も新しい。桜川、ドーム前、九条と続く。九条という駅名がいい。
ただ、西九条からはなんのことはない、従来の駅ばかりだ。それに駅数が多い。福町、出来島、??? かなりとまって、やっと尼崎についた。
おもっていたよりわくわく感がない。やはり尼崎から奈良まで急行か特急があれば乗ってみないといけない。
尼崎について、そこから家までは歩いて帰れる距離ではない。市営バスで阪急武庫之荘駅行きに乗る。料金は200円。つまりトータル520円。完全に割高だ。JRと地下鉄を使うと400円で行ける。まあ体験料というべきか。
そんなこんなで、夕食は、家族在籍者4人で「さと」に行く。ファミレスも大変だが、「さ
と」も大分努力しているのだろう。居酒屋メニューあり、酒類も豊富。定食あり、一人づつカセットコンロつきの鍋物あり、なんでもありでだ。
9,000円使ったが、妻の共済の関係で補助が5,000円出るので、4,000円でリッチに食べれた。たまにはいいだろう。
« 今週自転車通勤連続5日。さすがに強風には勝てず | トップページ | 休みを取っても忙しい »
コメント