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2010年10月23日 (土)

廃止の危機! チンチン電車「阪堺線」全行程乗車した

002  001 絶好の自転車日和で、ひさびさの土曜日休日だ。

 しかし足は、立ち仕事での酷使と自転車での酷使で、パンパン状態だ。歩くのも結構痛む。

 それで頭を切り替えて、前から気になっていた、大阪唯一の路面電車「阪堺線」の全コース体験に出かけることにした

 これなら適当に脚のリハビリにもなる。

 家から阪急電車で梅田に出て、地下鉄東梅田から谷町線、堺筋線と乗り換えて、恵比須町で下車した。

 すぐ近くに阪堺線「恵比須町」駅がある。

 切符売り場はなく、宝くじ売り場しかない。そこで聞くと電車の下車時に料金を払うらしい。

 10分ほどして「我孫子道」行き車両が入ってきた。

 ここからの乗車は4人だった。 しかし興味深々だ。

 しばらく家がまじかに迫る狭い軌道を進み。洗濯物が手に取れそうな近くに見える。

 大阪は大都会といっても、そう見えるのは、いわば梅田近辺からなんばまでに過ぎない。そのことを思い知らされた。

  

 ところでこの車両の料金の払い方が最初から不安だったが、途中「我孫子道」で車両乗換とアナウンスがあり、よけいに不安があったが、まもなく解消した。

 我孫子道を降りるとき、全行程の料金290円を先払いし、整理券をもらう。

 まもなく乗換の電車が天王寺ルートでやってきた。

 004 それまで途中から乗ってきた乗客はなにか旅芸人集団のようでわけありで、まるで車内は、昭和初期にタイムスリップしたような錯覚を覚える。

 ここから大和川鉄橋を超える。

 NHK連続テレビ小説「てっぱん」ではこの大和川を路面電車が通過するところがある。

 ここを通ることも今日の大きな目的。だが、テレビのようなシチュエーションは電車に乗っているとわからない。

 大和川を渡ると007堺市だ。急に広い道路に変わる。

 帰りの電車で出会ったおじさんが話してくれたが、戦争中焼夷弾攻撃でこの付近は、丸焼けにされたらしい。

 堺では14個停留所があるが、どこも名所が続いているらしく、一人、二人と乗客が降りていく。

 しばらくしてカーブを上る付近から風景は松林が続く。

 ここすべてが浜寺公園らしい。最終浜寺公園前駅で下車。

 

 ここは本当に線路が終わっている。なぜか不思議な気がする。

 道路から道路を渡って、浜寺公園に入り、適当なベンチで食事する。武庫之荘コンビニで買った鯖寿司とおにぎりセット。

 食事後しばし本「「肩の荷』をおろしていきる」(上田紀行著)を読む。

 010 この地域はかって景勝地として有名な場所で、砂浜がみごとだったらしいが、高度成長時代に埋め立てをおこない、砂浜をなくしてしまった。

 もったいに話だ。それが今やエネルギーの転換が迫っていて、そのコンビナートも遺物になるのではないかと想像する。

 もしそうなら、きれいな砂浜海岸を復活すべきだろう。

 そんなことを考えて、駅に向かう。

 もう一つ見たかった場所、路面電車の駅からすぐ近くだが、   南海電鉄「浜寺公園」駅。

文化財だったか、かなり古い木造建築とネットで書かれいた。

011  実際古そうだというか、風格がある。ちょっと感動し、駅にもどる。

 しばらくして、戻りの電車が入ってきた。今度はかなりレトロな電車で、よく公園などに昔の電車として展示されたりしているものが実際に動いているという感じだ。

 ところで車内では、行きも帰りも係の人がアンケート調査をしていた。

 阪堺線の営業永続に向けて、調査しているのか。

 

 帰りは、天王寺直行行きで、どうもこの路線がメインらしい。

 「住吉」という駅で線路が二つに分かれるが、ここはカメラマンの集中する場所らしい。

 住吉以北も、線路左側に家が接近していて、ある駅は、停留所のすぐ後ろが大きな屋敷の門だった。この家の人便利だおうなと思ってしまった。地下鉄ではこうはいかない。

 住吉駅から10個を停留所を過ぎて、天王寺駅に到着した。この区間は客が多かった。

 それにしても全行程で290円というのは安い。

 ちょっとした私見だが、もうちょっと値段を上げて、車両の新型化や、停留所のリニューアルなどに力を入れたら、きっと観光的にも、庶民の足としても発展するような気がする。

 料金の払い方をもっとわかりやすくすることと、停留所の建物、案内を新しくしたら、もっと名物になるだろう。

 014 そんなことを考えながら天王寺駅でレトロ車両を降りる。今度は料金290円は、降りて出口前の料金所で払う。ただ、悪いことを考えると、たとえ浜寺公園前から乗って、ここで最低料金200円しか払わなくても、チェックできない。お客さんの良心にかかっている。

 ちょっと経営的にはもう少し近代的にした方がお互いにいいだろう。

 もう1台止まっている車両の前では、たくさんの比較的若いグループが記念写真を撮って盛り上がっていた。 

 こんなシチュエーションは大阪でもあまりないだろう。路面電車ならではだ。

 この路線と阪堺電車は、絶対つぶさないでほしい。ついこの前は、明石のたこフェリーが廃止されるニュースを聞いたところだ。

 ただ便利さと経済的という指標だけで、古いものがなくなっていくのは、なんとももったい。

 リニアモーターカーなどなんのそのだ。だいたい時速500kmの乗り物など必要だろうか。飛行機がそれをまかなっている。

 都会の移動スピードは時速30km以下が最適とドイツの自転車普及活動家が言っているのを覚えているが、そうだと思う。スピード自転車の軽快に軽く走るスピードがそれだし、東京江ノ電は、海岸線を時速20kmで走るらしい。

 スローライフという言葉が持てはやされて久しい。阪堺電車のような路面電車のさらなる普及をぼくは支持する。

 まあ、今日は異空間を体験したような錯覚と遠いところへ旅したような感覚になれて、天王寺駅から現実の世界に舞い戻り、地下鉄谷町線でいっきに梅田まで進み、地下の喧騒の中を移動し、阪急で武庫之荘まで帰った。

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